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電池製造業向け カーボンニュートラル

電池業界では、サプライチェーン全体でのカーボンニュートラルを実現するため、カーボンフットプリントを見える化する仕組み等、世界全体で取り組みが加速しています。特に車載用電池では、素材の採掘から製造、組み立て、販売までのライフサイクル全体を明確に追跡し、持続可能性を高めるための透明性をもたらすシステムのルール化が進んでいます。

電池製造業向け カーボンニュートラル イメージ画像

YOKOGAWAは、測る力とつなぐ力を社会課題の解決に生かしたい、という意思を込めてYokogawa’s Purposeを定めました。気候変動、プラスチックや廃棄物、感染症など、今世界で顕在化している深刻な課題は、単独の組織やシステムで解決できるものではありません。状況を測り、さまざまな情報を共有し、組織やシステムを有機的につなぎながら解決への道を探っていく必要があります。
YOKOGAWAは、環境関係に関わるさまざまな課題に対してソリューションを提供し、電池製造メーカー様と共に環境負荷低減活動に取り組んでいきます。

ご提案内容

YOKOGAWAは、カーボンニュートラルに対する取り組みとして、継続的な省エネを掲げています。省エネに対するアプローチとして、

  • 見える化を起点とした省エネ(Enerize E3)
  • エネルギリソース連携による省エネ(DERMS)

の2つのソリューションをご提案しています。

個々のソリューションは、まず現場データを「測る」からスタートし、その測った結果を系統別・装置別・日時別等を軸に見える化し、有効なデータとして「つなげて」いきます。
お客様の取り組みの目的や運用に応じて、

  • 工場内のエネルギー状況の詳細を確認し、改善点を抽出して省エネにつなげる
  • 創エネ・再エネ・畜エネ設備を統合的に連携させエネルギーバランスの最適化を進める

等多様な手段をご提案し、構築をしています。

エネルギリソース連携による省エネ(DERMS)説明図

 

 

解決方法:「Enerize E3」

エネルギー情報と生産情報を見える化し、操業の指標となるエネルギー KPI を解明して、それをもとにエネルギー操業の最適化を支援する FEMS (Factory Energy Management System)です。
各製造工程のエネルギーの見える化から、データーにもとづく改善活動を PDCA サイクルで継続的に推進し、個々の装置の効率化やその工程の無駄を削減して工場全体の生産性効率改善を実現します。

見える化を起点とした省エネ(Enerize E3)の説明図

 

解決方法:「DERMS」(ESS運用最適化サービス)

再エネの安定化や余剰電力の活用、さらには電力料金やCO2排出量の削減が期待されています。
本サービスは、電力量などの計測データをもとにエネルギーの見える化と、エネルギー需要や再エネ発電量の予測計算を行い、最適なエネルギーリソースの運用計画を作成する機能を提供します。これによりお客様の継続的なエネルギー削減と製品価値・企業価値の向上の実現に貢献します。

特長

  • 発電電力(*1) や需要電力(*2) にもとづくエネルギーリソース運用計画の作成と運転指令
    発電電力 ・需要電力を用いて目的に応じた創エネ、再エネ設備の運用計画を作成します。天候や生産計画の変化予め予測することで、電力料金や CO2 排出量の削減効果を高めることができます。
    日常は、この運用計画にもとづき各リソースへ指令をおこないます。突発的に発生したデマンドレズポンスによる節電協力やピークカットによる需要抑制への対応も可能で、トータルな運用の最適化を実行します。
    *1: 需要家側の生産計画を考慮した発電計画値、あるいは気象情報や過去データを用いた予測値
    *2: 気象情報や過去データのほか、需要家側の生産計画や稼働スケジュールを用いた予測値
  • 発電電力・需要電力や電力料金などの見える化画面とKPIの提示
    発電電力、需要電力、蓄電池の充放電電力の実績値・計画値の見える化画面を提供します。また、電力料金や料金削減効果、CO2排出削減量、自給率など各種KPIを表示します。

 

「DERMS」(ESS運用最適化サービス)の説明図

 

YOKOGAWAは、エネルギーの「つくる」、「つかう」、「ためる」への個々の取り組みに、「活かす」を加えて再生可能エネルギーの価値最大化を目指していきます。

 

YOKOGAWAはストレージ管理を活かし、再生可能エネルギーの価値最大化に貢献します