概要
・水位計での河川水位の測定に加え、濁度計で河川の水に含まれる砂の量を測定することで、万一、大量の土砂が発生した場合でも早期に検知が可能です。土砂が多く含まれている状態では自動制御で制水門を閉じて、設備への土砂流入を防ぎます。
・測定した水位・濁度のデータは無線で通信し、測定場所から離れた発電所監視室等にて制水門の開閉を自動で制御します。
効果
・大量の土砂発生時にもタイムリーに取水停止と、取水の再開が可能
・制水門の開閉操作を自動化することで、人による操作作業を削減
・土砂混入による発電主機の損傷軽減
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アプリケーションノートに関するお問い合わせ
横河ソリューションサービス株式会社
本アプリケーションを構成している製品の紹介
表面散乱光測定方式の濁度計で、河川への土砂流入検知など高濁度測定用にも使用されています。LED採用で光源の長寿命化を実現し、自動洗浄・自動ゼロ校正等の多くの機能を搭載しています。また、光源状態測定・温湿度監視センサによる光源・乾燥剤寿命診断など、自己診断機能でメンテナンスや校正時期の予測が可能です。
SMART 920は、920MHz帯無線通信技術を搭載したレコーダ・データロガーです。無線技術により現場⇔事務所間の省配線に役立つほか、現場での設置に便利なバッテリ駆動タイプもご用意しています。電波の到達距離が長く、障害物を回り込んで届く特性が高いなどの特徴があります。
SMARTDAC + / データアクイジションシステム GM10(SMART 920)
敷地内に分散設置された複数機器のデータをネットワーク経由でデータ収集できるソフトウェアです。点在するデータをPCへ一元化することで、監視・記録業務の効率化を進め、作業者の負担を軽減します。
また、専門知識がなくても使える「 AIによる違和感検知」を標準搭載し、設備の予兆保全に役立ちます。
プログラマブルロジックコントローラ FA-M3・リアルタイムOSコントローラ e-RT3
あらゆる条件下でも安定した制御を実現するシーケンスCPUモジュール(ラダー言語)を含む、Industrial IoT時代のエッジコンピューティングプラットフォームです。OSSやサードパーティ製品との連携を可能にするLinux対応CPUモジュールとのマルチ構成により設備の遠隔監視(状態監視・故障予知)も同時に実現します。
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