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(11/20追記)
第14回 スクリーニング学研究会 横河電機ランチョンセミナー
アステラス製薬のiPS細胞創薬自動化の取り組み
-Human x Robot x AIの融合-
■日時:11月30日 11:30-12:30
■講師
アステラス製薬株式会社
開発研究ディスカバリーインテリジェンス
アドバンスモデリング&アッセイ
生田目 一寿 先生
人工多能性幹細胞(iPS細胞)は、細胞治療への応用や、医薬品候補のin vitro薬理評価システムとしてのアッセイツールとして有望です。しかし、iPS細胞の培養を維持・分化させ、アッセイするプロセスには、研究者の高い技術力が必要であり、長期培養、生細胞のリアルタイム且つ連続的な観察、多くの細胞事象の検出などの複雑なプロセスが含まれます。そこでアステラス製薬は、オートメーションやAI画像解析技術を駆使し、iPS細胞を中心とした細胞や遺伝子などの新しいモダリティの創薬自動化プラットフォーム「Mahol-A-Ba」を開発しました。これは、双腕ロボット「Maholo」と、複数の汎用機器を統合した全自動細胞実験システム「Screening Station」で構成されています。Mahol-A-Baは、iPS細胞実験に必要な高度な実験技術を数値化してロボットの動作に反映させ、複数のプロセスのマルチサンプル処理を自動化し、人為的ミスを低減することで再現性を向上させ、研究者が実験に費やす貴重な時間を短縮します。また、AI細胞画像解析技術を取り入れることで、従来定性的なスコアでしか評価できなかった微細な変化を追跡し、定量化を可能にすることで高質な薬理評価を実現しました。さらには、Mahol-A-Baは遠隔地からリモートで実験や解析を行うことができるため、在宅や共同研究先からも研究を進めることが可能です。Mahol-A-BaのAI細胞画像解析技術として導入した横河電機様のイメージャーCellVoyager CQ1、Deep Learning付属解析ソフトウェアCellPathfinderの使用事例も含めて研究者とロボットとAIとが融合して創薬研究を進めるMahol-A-Baを紹介いたします。
受付終了