解決のポイント
解決
ある日、日頃より付き合いのあるYOKOGAWAの担当者に、N氏は臭気対策の相談を持ちかけてみました。相談を受けた担当者は、無線機器を介して風向・風速・臭気等を事務所で一括収集する方法を提案しました。これにより、従来行っていた巡回での測定や転記の作業が不要となり、作業員の安全を守りながらデータの信頼性をより高めることが期待できます。また、臭気や風向・風速のデータを連続収集することで、周辺の臭気の発生源が自社構内であるかを調べることができるようになります。
この提案にN氏はすぐさま賛同し、導入へと動き始めました。
導入にあたり、データ収集は920MHz帯無線通信技術を搭載したレコーダ・データロガー「SMART 920」を採用しました。無線を採用することでセンサまでの配線コストを低く抑えられました。また、相談から電波強度の確認、立ち上げ作業を含め3ヵ月で実際の導入へと漕ぎつけました。
現在、期待どおりの成果を得ることができ、現場の負担も非常に軽くなったようです。
今回Y社では、「SMART 920」を地域住民との共生を目的として導入しましたが、業務効率化・安全性確保の観点での更なる活用が可能と考えています。現在は、巡回点検対象であった防爆エリアや危険物倉庫の遠隔監視を目的に、「SMART 920」への無線センサの追加をYOKOGAWAと共に検討しています。
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